Joinを利用してフルAndroidスマウォから親スマホの電話を発信させる

Full Android Smart Watch Phoneは、Android7搭載機以降は、Googleのポリシー変更のため、Bluetooth Callingが出来ません。Bluetooth CallingとはBluetoothを介して親スマホの電話機能(発信、通話、終了)を時計側で利用すると言うものです。格安のスマートウォッチなんかでも意外と付いてたりする機能のようです。なんかセキュリティーの不具合でもあったのか、フルAndroid同士ではこの機能はスポイルされています。

 

なお、Full Android機でのBluetooth CallingについてはFull Android Watchというコミュニティーにまとめがあります。英語。成功例の報告はない。

 

https://www.fullandroidwatch.org/c/announcements/bluetooth-calling/72

 

このコミュニティーは、スマートバンドや一般的なスマートウォッチではなく、時計型のAndroidスマートフォン(Full Android Smart Watch Phone)を使ってる人のコミュニティーで、非常に為になる情報が山盛りです。新製品の情報から、明らかに中の人の書き込みやら、便利な使い方、WatchFaceの配布、ファームウェアの配布など、フルAndroid機を使うなら目を通さにゃ損。Universal Launcher New GenやらWatchdroidなんてフルAndroid機では常識レベルのアプリについては、私はココで初めて知りました。

 

 

WatchDroid、そしてjoin by joaoapps とは

フルAndroid機では、親スマホの通知を時計側にリンクさせるのにwiiwatch2というアプリが用意されています。しかしながら、このアプリ、非常に出来が悪く、使い物になりません。よくレビューで「通知がこない」とか「接続が切れやすい」とか「通知を送る対象に出来るアプリがLINEとかくらいしかない」なんてボロクソに言われてます。

 

フルAndroid機なら、違うアプリを使えば良いじゃないの。何のためのフルAndroid。IFTTTも使えるのよ。

 

ということで、Wiiwatch2の代替になるアプリが主に2つあります。1つはWatchdroidというアプリです。これは2つのアプリで構成されていて、WatchDroidPhoneを親スマホ側に入れ、時計側にWatchDroidAssistantを入れることで、Bluetooth経由して通知の同期とか親スマホの音楽再生とかが出来るようになります。Bluetoothで連携させるなら必須レベルのアプリです。wiiwatch2なんて窓から棄ててしまえ。

 

最近では一定周期の心拍数測定、(Android10機ではバグってるけど)歩数履歴の収集、電池とイベントの収集機能まで付いています。便利機能の一部は有償ですが、基本的な連結機能は無料で利用できます。

 

 

Joinはもう一つの対策手段で、Googleサーバーを介して複数のAndroid機の通知の同期や簡単な操作などを行えるアプリです。同期にはインターネットへの接続がいりますが、SIMを刺すか親スマホBluetooth PANを利用するなどすれば使えます。

 

これは試用1カ月付きの有料アプリですが、値段分の価値は大いにあります。かつてAndroid7搭載機の私の環境ではGoogle Cloud Messageへのコネクションが一定時間で切れてしまうという結構な問題があったのですが、Android10搭載機ではコネクションが切れなくなりました(うちの場合)。使えるなら物凄く便利。

 

Joinの魅力は色々有りますが、提供しているのが彼の有名なマクロアプリ、Taskerのチームであることが大きな魅力です。Taskerはたぶん、Androidで何か自動化したいという要求をもった人なら絶対聞いたことがあるレベルの超有名アプリです(有料)。

 

 

で、何をしたいのか

実はJoinではPCからであればスマホ電話発信と着信対応を指示出来ます(他にも遠隔でTaskerのマクロ操作とかも。こちらはAndroid同士でも勿論、可能)

 

あれ、上手くやれば時計側から親スマホの電話発信操作出来るんじゃね? なお、着信はもともとJoinで操作対応をしています。

 

 

やること

AutomateとJoinとTaskerを組み合わせて、フルAndroidスマートウォッチからスマホの電話発信させる。時計で通話は出来ないけど、Bluetooth Callingの機能のうち、2つをカバーさせる。

 

 

なおAutomateを使用するのは私が基本的に使用しているのがそれと言うだけの話です。本当は全てTaskerとJoinだけで実装可能と思います。なお、Automateだけで実装しないのはAutomateのロック画面中の挙動が怪しく、Taskerでは上手く行くことがAutomateでは失敗する為です。

 

 

続く。