LEMFO LEMXを使う、その2

LEMFO LEM Xは丸画面のため、四隅が切れてしまいます。これはOS、アプリ側が丸画面への対応をしない限り逃れられない宿命。

 

またスマートウォッチフォンでは、たぶんOSレベルにて画面の左端から真ん中にスワイプすると「戻る」が割り当てられています。だからLEMXはボタンが電源ボタンだけで、戻るボタンが無くても何とかなるんですね。

 

しかし困ったことに、GmailやPlay Storeでは左端からスワイプして呼び出すメニューがあるんでヤンス。ナビゲーションドロワーて言うらしいとです。これを呼び出そうとすると戻るボタンを入力したときと動きが被ってしまい、ちょーイライラするです。戻るのキー操作が入らないようにかなりゆっくりスワイプすれば良いんですがやってられない。

 

ついでに画面の右上と左上はメニュー系のアイコンが設置されてるアプリが多く、イチイチ電源ボタンを押して丸表示から四角表示に切り替えて、なんてますますやってられにゃーい!!

 

と言うことでエッジジェスチャーとAutomateを使っての対策について。

 

Automateについて

androidでいわゆるマクロをお手軽に組めるアプリです。類似の有名ところだと、Taskerとか、Macrodroidとか。

 


Automate - Apps on Google Play

 

特徴はMacrodroidよりも幅広いことが直感的に(まるでかの名作ゲーム、カルネージハートのように)出来ることです。今回はAutomateの機能のうち、ユーザー入力のシミュレーションを使います。

 

エッジジェスチャーについて

画面の縁に見えないタイルを配置して、それをスワイプしたりタッチしたり長押しすることで様々な動作などを割り当てることができるアプリです。スマートウォッチフォンとの組み合わせはとんでもなく便利。

 

まぁ、Automateで完全にマクロ組めば実はこのエッジジェスチャー無しでも同じことは出来るはずですし、似たような機能のアプリは他にもあると思います。

 


Edge Gestures - Apps on Google Play

 

今回はエッジジェスチャーでAutomate flowを呼び出す機能を使います。Automateで作ったマクロを直接他のアプリから実行できるのです。

 

 

作ったフローとか

基本的にフローはスマホで作ってLEMXに送るとしあわせ。流石にLEMXの画面でフロー組むのは辛い。

 

左端から中央にスワイプしてナビゲーションドロワーを表示するフロー


f:id:diablo3cs:20181130194839j:image

動きとか
  • 入力すると左端から真ん中に向けてから0.8秒だけゆっくりスワイプします。
  • その後続けて普通にスワイプします。
  • 左側からナビゲーションドロワーが引き出せる場合、それが出てくるアル。
  • エッジジェスチャーで長押しでこのフローを呼び出す場合、長押し後も押しっぱにしないとドロワーを引き出しきる前にフローが中断されるので注意。
  • そもそもドロワーが設定されてるアプリはおおよそ左上にドロワー呼び出しボタンが有ることが多いのでタッチエミュレーションだけでも何とかなるかも知れない。

 

部品の数値

左のIntract touch

  • GESTURE:Swipe
  • SCREEN X0: 0%
  • SCREEN Y0: 1%
  • SCREEN X1: 25% 
  • SCREEN Y1: 1%
  • POINTER SPEED:50
  • メモ:POINTER SPEED50を超えるとLEMXの戻るボタン機能が働く。

 

Delay

  • PROCEED:Exact
  • DURATION:0.8
  • Awake device:チェックなし 
  • メモ:ディレイ0.8秒の間、早く動くスワイプを待つ。

 

 

 右のIntract touch

  • GESTURE:Swipe
  • SCREEN X0: 5%
  • SCREEN Y0: 1%
  • SCREEN X1: 60%
  • SCREEN Y1: 1%
  • POINTER SPEED:1200
  • メモ:画面左5%未満だと戻る機能が働く。LEMXでないスマートウォッチフォンではSCREEN X0とかの数字を微調整が必要かも。

 


https://youtu.be/vm75GB1hFkU

 

こんな感じで動く。

 

左上とかの見えないメニューあたりをタッチするフロー


f:id:diablo3cs:20181130201910j:image

動きとか
  • たんに左上とかの画面無い当たりをタッチ入力するだけ。

 

部品の数値

Intract touch

  • GESTURE:Click
  • SCREEN X0: 5%
  • SCREEN Y0: 7%
  • メモ:だいたいここらへんをクリックすれば左上のメニューは押せる。別端末なら数字微調整が要るやも。

 

右上押す場合

  • SCREEN X0を95%にする。

 

右上の2個目のメニューボタンを押す場合 

  • SCREEN X0を75%くらいにする。

 

 

 


https://youtu.be/RJxNhqxtGIw

 

これらのフローをエッジジェスチャーから呼び出すとこんな感じ。試しにweawowを操作したところ。下の縁を左にスワイプで左上タップでドロワー呼び出し、右にスワイプで右上のGPSサーチ(分かりにくいけど画面でサークル出てくるやつ)、右→上スワイプで右上の二番目のボタン、位置検索起動。

2021 0309追記。最新のAutomate Ver.1.26.0ではflow Shortcutが作成できなくなりました。この対策は次の通り。 

Automate Ver 1.26.0でのFlow Shortcutが作成出来ない件、その2 - diablo3cs’s diary