保管していたMakibes M3を解体する
ずーと使わず置いておいたMakibes M3の裏蓋が死亡していたので、解体して遊んだアル。
裏蓋破損状況
Makibes M3 = Kospet Optimus無印。公称IP67ですが、この解体記録みればIP67とは、、と思うでしょう。IPx7の防水試験は、製品のてっぺんから15cm以上高い水面の水槽に静かに置いて30分らしい。
裏蓋を引っ掛ける側の受けが吹っ飛んでた。この裏面のプラスチック、自然経過でクラック入るわで大概、不良品アル。なお私の手元にもう一台あるKospet Optimus Proも裏面プラスチックにクラック生じているので、なんかの設計ミスかも知れない。
解体写真
バッテリー側と本体側をばらしたところ。バッテリー周りは厳重に熱伝導シートでグルグルされてる。中身はぎっしり。
バッテリー、公称通り、800mAh。Kospetは基本的に正直ではある。3.04Whなので3.8V換算か。
バッテリー取り除いたところ。
スピーカー部分。スピーカー本体周りは糊で密着させられている。
(写真右側、棒が出てるところ)ここに細長い穴があいている。どこまて水が入るかは素人には難しい判断だが、スピーカー本体まで浸水する可能性が高いと思う。たぶん、スピーカーの周りの糊で止まる。
も一つの穴、マイク部分(棒で指してるところ)。完全に封がされている。マイク自体は浸水しても内部までは入らなそう。
裏側と、中筒の間のパッキン。これ、裏面-中筒間の止めネジ4箇所で果たしてパッキンの要求面圧が満たされているのだろうか。うーん、まぁパッキン居るだけましか。
本体側。
画面側とメインボードばらしたところ。
メインボード。熱伝導シートでガチガチ。2+16はSoCのRAM2GBとROM16GBと思われる。
画面側。どうも表側からはめ込んでるようなのだが、表側セラミックベゼルがかなりがっちり固定されていてばらせなかった。
問題のボタン周り。ボタンを押すと、軸が出てスイッチを叩く。軸は簡単にスナップリングで留められているだけ。
ボタン、外側から。
ボタンを外したところ。まぁ、小学生が設計したような造りですね。防水なんて一切考慮されていません。単にスプリングで押し返してるだけ。パッキンなんて無い。そりゃ、ボタン押したら水入るわ。で、あまりに簡素な構造なので、そりゃ押す感覚がすぐ変になるわ!と思った。おーまーえーはーあーほーかー!機械設計なめんなよ。
ボタン外した本体側。たんにバネ留めるてるだけ。絶望した。
カメラ部分のカバー外したところ。単に丸い樹脂をはめ込んで糊で止めてるだけ。うーん、絶対水が入るとは言いませんが、かなり怖い設計。日本のメーカーならたぶんしない。
外したカメラのカバー。この周りの黒い部分の糊付けで水を止める構造。わいなら倍は樹脂盛るかなぁ。まぁそれやるとコストかなり上がりますが。
蛇足、感想
IP67って一応、生活防水レベルですよ。本当に試験通ったんかいな。特にボタン周りは失望した。こんなんオモチャでも、もう少しマシな設計する。