Kospet Prime2でJoin使用時に通知同期された場合にリマインダーを表示する&バイブを強化する
わたしはjoin連携でKospet Prime2を使用しているのですが、この場合、スマホ側から送られた通知を表示するのに1回スワイプする必要があります。なのでAutomateで何とかしてみた。
必要なもの
- Automate
言わずと知れた、マクロアプリ。こういったアプリで何とかできるのがFull Android Smart Watchの良いところ。
フロー例
joinが通知したとき、0.5秒後にバイブを追加し、更にホームアプリがフロントにある場合は画面を左から右にスワイプする。
各ブロックの解説とか
Flow Beginning
実行開始するブロック。fiberに名前を付けておくと識別に便利。
When notification posted?
通知が来たかどうか判別するブロック。When transitionで状態が変化するかまで待つ。すなわち通知が来ることでyesに進む。また、通知をポストしたアプリを識別できるので、joinからの通知のみに限定できる。Packageは選択すれば入っているアプリをリストアップして選択できる、まさに親切仕様。
- Procced: When transition
- Package: com.joaomgcd.join
- title: 空っぽにする。
- ongoing: ignore ongoing event チェックあり
Is device unlocked?
デバイスがロックされているか検出する。ImmediatelyだとWhen Changedとことなり、その時点での状態を判別する。このブロックが必要な理由は、root化されていない端末ではロック中に次のvibrateやInteract touchが動作しないため。デフォルトでは画面点灯=ロック解除なのだが、フローの処理がはやいと狙った動作をしなくなるので、これを防ぐ。
- Procced: Immediately
Delay
一定時間、処理を止める。これまたロック解除より先にAutomateがvibrateやInteract touchを実行して失敗しないようにするためのもの。なお、1秒以下の時間は右端のfxアイコンから直接数字を入れることで入力できる。
- Procced: inexact
- Duration: =0.5
- wake up: Awake device チェックを外す。
Vibrate
バイブを振動させる。デフォルトでは振動が少し弱いかなーと思ったので追加で振動させることにした。
- Vibration pattern: strong
- Repeat: Repeat pattern indefinitely チェック外す。
App in foreground?
フロントに来ているアプリを判別する。この場合はPrime2でのデフォルトのホームアプリ、com.wiite.homeを識別する。これまたインストールされているアプリ一覧から選べる親切仕様。
- Procced: Immediately
- Package: com.wiite.home
- Activity class: com.wiite.home.MainActivity
Interact Touch
スワイプを自動入力する。やや上側をスワイプさせることで通知消去まではさせない。
- Gesture: Swipe
- Screen X0: 20
- Screen Y0: 30
- Screen X1: 99
- Screen Y0: 30
- Speed: 900
Kospet Prime2でscreen onrisingの点灯時間を強引に伸ばす
Kospet Prime2、腕を上げると画面が点灯するんですが、この点灯時間が約2秒と短いので、Automateで強引にこれを解決します。なお、Universe Launcher New Genを使っている場合、設定から変更可能で、wiite側のscreen on risingをオフにすることで解決できます。
使うもの
- Automate
考え方は以下の通り。
- 画面がオンになったらタッチ入力をし、さらに画面がオフになるまでの時間を設定する。
- なお画面オフまでの時間は10秒より短くできない模様。まぁ設定からイジれる画面オフまでの時間は最小15秒なのでそれよりはマシか。
フローの構築例。各ブロックの解説は以下の通り。
When Display On
画面がオンにするなったことを検出する。ロック画面を設定してる場合は何かで解決しないとうまく行かないかも。デフォルトでは画面オン=ロック解除なので問題ない。
- Proceed : When Changed
Fork
ファイバー(Automateでは実行している場所のことをこう言う)を2つに分ける。これを組み込むことで実行ミスした場合でもメインのフローは生き残れる。
- 設定なし
Interact Tour Screen
画面タッチ入力をする。当然ながら非root端末ではロック中は動作しない。以下の設定で画面の端っこのなにもないあたりをクリックする。これで画面オンを延命する。
- Gestation : Click
- Screen X0 : 100
- Screen Y0 : 100
Set Screen Time Out
設定の、画面が消灯するまでの時間を設定する。上記通り、10秒以下は設定しても10秒になる模様。
- Timeout : 3s
Kospet Prime2を使う、SIM経由でJolnを使う
と言う事でSIM経由で使ってみた。
- ホームアプリはデフォルトのwiite。
- バッテリーセーバーあり。これは以前のBackground Cleanerのことよ。
- Wifi オフ、Bluetoothオフ、GPSオン。
- Joinを使って通知他をスマホと同期。
- 画面輝度最大。
なんと驚きの約1%/hr。どうもBluetooth通信が電池バカ食いの可能性が。あと14時間経ってもGoogle Cloud Messageのコネクション切れなかった。あら行けるじゃないの。
実用的には移動が多かったり、電波の弱いところに行くと電池消費は激増するはずなので、参考までですが、これなら納得。つかBluetoothの設定間違ってんじゃないのかと何度か調べた。うーむ、イケてる。
Kospet Prime2で使うアプリとかのメモ
Kospet Prime2に入れたアプリとか。メモ。
2021 0319更新。
文字入力
今回はWnnを入れてみた。いずれもフローティングキーボードが使え、かつ半透明化できるので相性が良い。さらにWnnはグーグル音声入力への変更が簡単にできるので便利。
通信制御
- datally
Google謹製の通信管理アプリ。SIMで使う場合、かなりの省電力化効果が期待できる。
DatallyはAndroid10において、OSに類似の機能が搭載されて技能しないようだ。不要。
- Bluetooth Visiblity Fix
Bluetoothの設定をして、消費電力を押さえる。↓記事。
Bluetoothでの消費電力を低減させる - diablo3cs’s diary
通知連携
- WatchDroid
- Join
デフォのWiiWatch2(最新はWiiWearって名前か)はかなり使いにくいのでWatchDroidをつかう。Bluetooth経由ならWatchDroid。JoinはLTE経由の場合に使う。
ただしJoinはMVNOではGoogle Cloud Messageのコネクションが一定時間で切られてしまうという問題が生じることがあるので注意。
Android10では、少なくともウチの環境では、GCMのコネクションは切れなくなった。最高。
拡大表示をオンにする
- hidden setting
なぜかユーザー補助設定がデフォで見えないのでコレ使って弄る。3回タップで拡大。
画面の四隅にタッチ入力する
- エッジジェスチャー
- Automate
ここらはバッテリーセーバーでユーザー補助権限が消されるので、バッテリーセーバーの動作対象から外す必要がある。Android10なってもそこは同じ。
丸型のAndroid Smart Watch Phoneにて四隅のへのタッチ入力を行う(まとめ直し) - diablo3cs’s diary
Automate Ver 1.26.0でのFlow Shortcutが作成出来ない件、その2 - diablo3cs’s diary
- Tasker
同じようなことをTaskerで実装した例。
Taskerで丸画面のフルAndroidスマートウォッチの四隅へのクリックを実装する - diablo3cs’s diary
ウォッチを振るだけで操作する
- Automate
Automateは神。デフォルトのホームアプリは名前が変わって、
com.wiite.home
になった模様。あとで上げてるマクロを更新する。
ジェスチャーでAndroid Smart Watchを操作する(改) - diablo3cs’s diary
↓最新版。
Full Android Smart Watchをジェスチャーで操作する、Android10対応 - diablo3cs’s diary
Bluetooth PANで自動接続する
- Automate
とりあえずもっともバッテリーが保つと思われる、スマホを親機にしてBluetooth PANで繋ぎに行くマクロを実装する。画面がオンのときのみPANに繋ぎに行く。たとえ接続失敗してもメインのフローが止まらないように組むのがコツ。Automateは神。
フルAndroidスマートウォッチでの基礎的なAutomateの例 - diablo3cs’s diary
その他、設定
Kospet Prime2での設定例とTips - diablo3cs’s diary
Kospet Prime2を使う、Bluetooth PAN
念の為、チェッカーで充電量を測定したアル。
- 残11%から電源オフ、チェッカー通して充電。
- 約1450mAh、約6800mWh。ほぼ1600mAhなんで大丈夫そうですね。容量詐欺ではない。
Bluetooth PANでのバッテリーの持ち
画面オンのときに親機スマホにPANで繋ぎに行くマクロを組んで、試した。
- ホームデフォ。
- バッテリーセーバーあり。
- WatchDroidで通知同期。
- Wifi off、SIMなし。
- 画面輝度最大。
- screen on risingあり。
結果はこんな感じ。
11時間で18%、思ったより伸びない。というか1260mAhのPrimeより持たないような。次はSIMアリで試すである。
Kospet Prime2を使う
やうやく来ました。と言う事でレビュー。
スペックとか
- MediaTek Hellio P22搭載。従来のMT6739が4コア、プロセスルール28nmに対して、8コア12nm。特に省電力ではプロセスルールが重要ってジッチャンが言ってたアル。
- RAM4G/ROM64GB。
- Android10。
- 画面は2.1インチIPS、480x480。でかい。
- 驚異のバッテリー1600mAh。
- カメラが回ってコナン君スタイルで写真が撮れる。まぁ個人的にはどうでも良いです。
- バンド交換可能。
- 防水保証なし。
同性能帯では、ほかにLEMFO LEM12proやZeblaze Thor6なんてものも出ています。P22の時代が(スマホにだいぶ遅れて)きた。
外観とか
箱開けしたとこの写真。
海外通販あるある、箱の潰れ。中身は無事アル。
上下は60mmを超えます。でかい。
左からKospet Prime、Kospet Prime2、LEMFO LEMX。ベセル50mmのLEMXと比較してすらデカイ。Primeと比較すると二回りくらい大きい。
同じく、背面から比較。たぶんPrime2は心拍数測定用の光学部が2個かな?
なお、充電端子は通常の4ピンPoGOに見えるが間隔が違っていてLEMXやThor4、LEM13なんかの汎用品は使えない模様。注意。
LEMXとの比較、ヨコから。厚みで少し、長手には10mmくらい、Prime2のほうが大きい。
SIMスロットはスマホなんかとおんなじ、ピンで刺すと出てくる奴。よく見えなくてここの防水がどーなのかわからんかった。完全水没は回転カメラの接続部含めて厳しい印象。
わい、日本人の中では大柄なほうですが、それでもこのサイズ感。うほ。素晴らしい。
バッテリーやアプリの話なんかはつづく。