Kospet Optimus2をセットアップする
セットアップのメモ。
補足)Kospet Optimus2のOS
FAWファームウェアが公開されてるLEM14やらPrime2なんかとは違い、結構なバグが多い奴。具体的には、
- Googleカレンダーなど一部のアプリがクラッシュする
- ダイアログ表示も一部クラッシュする
- rise on screen (腕を上げると点灯させる奴)の時間が約2秒と極めて短く、調整できない →マクロツールで対応可能
FAWファームウェアが使える機種に比べると現時点では一歩、いや5、6歩くらい劣ると言えます。
2021.08.11追記)
Optimus2用のFAWファームウェアが公開されています(ベータ版だけど)。導入は自己責任ですが、元のファームウェアでは使えないGoogle系アプリが使えるようになったり、一部クラッシュするアプリが使えるようになったり、バッテリー消費量が改善されたりしています。デメリットとしてフェイスアンロックや睡眠分析アプリが使えませんが、ほぼAndroid10そのもの(+改善)といった内容ですので、個人的には使わない理由がない代物です。導入にはローカルアップデートからFAW-V1.0を導入し、その後再度ローカルアップデートでV1.2(最新の奴)を入れることになります。マジ快適。
まずwifiを使えるようにする
ちまちま時計上からキーを打ち込む。なお、GaoFitで同期させれば「補助入力」からスマホで入力も可能、なんですが、GaoFitとOptimus2の連携が怪しいので、使えないかもしれない。
なお、wifi接続したあとに真っ先にOTAアップデートします。設定→デバイス情報→ワイヤレスアップデート。OTAアップデート後は、ファクトリーリセットが推奨されています。
Googleアカウントを同期させる
アプリ導入の為、Googleアカウントを同期させます。設定→Google。怪しげなデバイスからログインがなされます。
WatchDroidAssistantをインストールする
デフォルトの通知アプリGaoFitは非常に使いにくいので、代替アプリであるWatchDroidを使います。Google Play Storeから時計側にWatchDroidAssistant、スマホ側にWatchDroidPhoneをインストール。設定してスマホの通知が届くやうにする。WatchDroidはフルAndroidスマートウォッチでのほぼ必須アプリ。これでBluetooth経由して通知を同期できる。
ユーザー補助から3回タップで拡大をオンにする
なんでかユーザー補助設定へ普通には入れないので、Googleアプリから「ユーザー補助設定を開いて」とVoice commandします。すると拡大表示があるのでそれをオンにします。これで画面を3回タップすることで拡大表示できるようになります。
これで最低限の環境は出来上がりました。
Automateにて色々する
フルAndroidなんだから自分で色々したら良いじゃないの。わたしはメインにマクロアプリのAutomateを使用しているのでそれをインストールして快適に使えるようにします。
Automate Ver 1.26.0でのFlow Shortcutが作成出来ない件、その2 - diablo3cs’s diary
Full Android Watchをジェスチャーで操作する V. 3.58くらい - diablo3cs’s diary
Kospet Prime2、Rogbid Brave Proなどで腕を上げて画面オンの時間を強制的に設定する - diablo3cs’s diary
Kospet Optimus2の初期レビュー
買った。
Kospet Optimus2とは
Rogbid Brave Pro (LEMFO LEM14)、LEMFO LEM12pro、Kospet Prime2なんかと同じ、MediaTek Helio P22(MT6762)搭載のフルAndroidスマートウォッチなんだが、トラッキング用兼Bluetooth Low Energy通信用にPAR2822というチップを積んでる。またソニーの13MPイメージセンサーを回転式で搭載してる奴。Kospet Prime2の兄弟みたいな。
- SoCはMTK6762 +PAR2822のデュアル構成。簡単にいえばKospet Optimus初代と同じような構成アルが(あっちはMT6739とnRF52840)、PAR2822がBLE通信の他に心拍数及び血中酸素濃度測定なんかを担当することで常時測定しててもバッテリー消費が少なくなった?かもしれないアル。なお、正確に心拍数や血中酸素濃度が計れるとは限らないアル。信じるものは救われるアル。お試しで散歩してみたら心拍数180とか出たアル。わいは死ぬ。
- RAM 4GB、ROM64GB。
- Android10搭載。Androidモードのほかにブレスレットモードを使用可能。このブレスレットモードは、フルAndroidから通信関係をオフにした構成みたいで、ブレスレットモードでもウォッチフェイスが使用可能。Optimus初代みたいに別チップが別なOSを走らせるのとは違う。つかPAR2822にたぶんそんな能力はないと思う。切り替えも数秒で済み、お手軽だが意味あるのか聞かれると難しい。とりあえずブレスレットモードならかなりバッテリーがもつ、らしい(わいはまだ未検証)。ブレスレットモードでもBLEでの通信は可能で、スマホ側の専用アプリGaoFITから通知は受け取れる。受け取れるがGaoFitはwiiwatch2時代と変わらず機能が死んでるので、、まぁMT6762のBluetoothをオンにする必要があるが、WatchDroid使おう。
- 画面は1.6inch IPS 400x400。Kospet Prime無印以降の標準アルね。最大輝度での明るさはPrime2のほうが断然明るいッス。夏の日差しでギリギリ見えるかどうか。
- 13MP回転カメラ、フラッシュライト付き。このカメラセンサーはPrime2と同じもののようです。なお、ソフト画素数ではなく実際にセンサーが13MP持ってるので他のフルAndroidスマートウォッチとは段違いの性能、のはず。はず。多くの場合は0.2MPくらいのセンサーをソフトでアップスケールして2MPとか名乗ってる、って聞いた。とはいえ過度の期待は禁物。わいはカメラ使わないから詳しくは知らぬ。
- バッテリー1260mAh。Primeと同じかな。
- nano SIM刺せるよ!4Gで通信出来るよ!
- 防水なし。ただし後述のようにSIMスロットにはパッキン付いてる。回転カメラの根元のフレキ周りが非防水くさい。
開封とか
箱。いつもの。
中身とか。わいが買った奴には充電ベースは付いてなかった。入っていたのは、取説、予備画面保護シール、SIM蓋開ける用ドライバー、POGOの4PIN充電ケーブル。充電ケーブルはLEM12pro、LEM14なんかと互換性あり。LEM13とかとは互換性なし。Prime2の充電ケーブルはおなじ間隔のPOGOなのに極性が逆なのでとり違いに注意。
他のと並べた様子。左からKospet Prime初代、Prime2、Optimus2、Rogbid Brave Pro(LEM14化済み)。ほぼLEM14と同じサイズ。なお画面下の液晶コネクタが入ってると思われる出っ張りはだいぶ小さくなった。
横。
裏面。左がOptimus2、右がRogbid Brave Pro。背面にSIMスロットが無くなったので汗で死ぬ可能性が下がった。いちおう、血中酸素濃度が計れることになってるので光学センサー部は心拍数用の緑のほかに赤にも光る。
防水がnot supportなんだがいちおう、SIMスロットにはパッキンはまってる。
なお、PAR2822でまともにアクティブトラッカーとして使えるようになったか?というと
現時点では諦めたほうか良さそう。なにせ心拍数キチンと計れてる気がしないし、GaoFitには履歴見る機能しかないのでGoogle fitに同期させるなんて出来ないし、もう悲しいので夢はみない方がよい。
せっかく買ったので続く。
LEMFO LEM14 (Rogbid Brave Pro)向けFAWファームウェア
2021.5.24現在、LEMFO LEM14(Rogbid Brave Pro)向けのFAWファームウェアが公開されました。これでFAWファームウェアが適用できるのは、LEMFO LEM12pro、Kospet Prime2、LEMFO LEM14の3機種になりました。また今回の公開に合わせて最新版適用のKospet Prime2向けのFAWファームウェアも更新されています。
これらのFAWファームウェアは試したところではダイアログが落ちるバグが修正されたほかに、確かにバッテリーのもちが改善する模様です。またLEM14向けは以下の特徴を持ちます。
- OTAアップデートのオフライン更新機能を利用してWindows PC無しで適用できるようになった。これでデータが初期化されることなく適用可能に。なお、Rogbid Brave Proは一度LEM14のファームウェアをSP flash toolにてLEM14化したあとに当該のファームウェアを適用する必要があるかもしれません。注意。
- フォーラムで意見のあった小変更が適用に。具体的には英字入力の動作の改善、お天気アプリがBroadcast Intentで更新可能に、再起動動作などが旧仕様に戻った、など。
お天気アプリについては、以下のintentをAutomateなどから送ることで更新可能。なおレシーバー検索にも掛かる親切設計の模様。以下の内容にintentを送るだけ。
Package: "com.android.watchweather"
Receiver Class: "com.android.watchweather.WeatherNewAppWidget"
ただしステータスバーが使用できなくなる困った仕様はそのんまんま。色々やるのに不便なんじゃが…。SpotifyやYouTube Musicの通知のコントロールパネル開けないんじゃが…。目覚まし消すのにアプリひらかにゃなんのじゃが…
またFAWファームウェアではなんでかRoot化できない仕様に固定されています。具体的には開発者向けオプションの「OEMロック解除」がロックされたまま解放できなくなっています。ほんと何でや?
まぁ取りあえず適用して損はない代物ですので、適用してみるのも一興であります。なおKospet Prime2については公式OTAにてv2.1が配布開始されていますが、この2.1はFAWファームウェアとは違うものらしい(私は2.1は中身見てない)。FAWファームウェアが公式にOTAで落ちてくるのを待ってもよし。おらワクワクしてきたぜ。
LEMFO LEM12proでFAWファームウェアを試す
https://discourse.fullandroidwatch.org/t/unbranded-a10-project-faw-wiiteer/62413/112
2021年5月17日現在、FAWファームウェアが公開されているのはLEM12proとKospet Prime2のみです。と言うことでLEM12proにFAWファームウェアを入れてみた。
FAWファームウェア for LEM12proとは
- Android10のフルAndroidスマートウォッチの不具合の多くが解消されている。
- デフォルトの通知アプリ、wiiwatch2の完全不使用が可能に。
- スタンバイ時のバッテリーの持ちが各段に向上。
- Kospet Prime2向けとは違って、OTAでの供給予定はないとのこと。
どうやって導入するかはFullAndroidWatchの当該スレッドを読むべし。たんにSP flash toolでフラッシュするだけです。
導入して初期のバッテリーのもち
- 使うアプリ適当に導入済み。
- SIMなし、Bluetoothあり、Wifiなし、GPSあり。
- Watchdroidにて通知同期。
- 画面オンで親スマホのBluetooth PANに繋ぎにいくようマクロ導入済み。
ざっと2日から3日のスタンバイ可能予測時間ってところ。なかなか良い。もとが900mAhのバッテリーなのでコレだけ持てば万々歳でしょう。まだまだ試す。
LEMFO LEM12proを開封してみる
FAWファームウェアを入れて遊ぶために、今更ながらLEMFO LEM12proを買った。
スペックとか
- 画面やバッテリー容量を除けば、ほぼKospet Prime2やLEM14と同じ。P22搭載機で最も早く出荷されたフルAndroidスマートウオッチです。
- MTK6762、MediaTek Helio P22。
- 400x400 IPS、1.6inch。液晶ですね。
- バッテリー容量900mAh。
- 公称IP67。まぁ信じない。
- FAWファームウェアの対象。FAWファームウェアを導入することでバッテリーの持ちについては各段に改善されるとのこと。
外観とか
箱。
箱の裏側。LEMFOはKospetについでスペックは正直な印象。なお話は変わりますが、LEMFO LEM14のバッテリー容量はLEMFO公式サイトにちゃんと1100mAhと記載されてるので1400やら1600やらいうのはたぶん過大広告つーやつです。たまに見かける。(Prime2のサイズで1600mAhなのに二回り以上小さいLEM14に1600もバッテリーが搭載できるわけもなく)
あけたところ。なんか時計本体が真ん中じゃない。
付属品など。マニュアル、SIMスロット開けるためのドライバーと予備ネジ、900mAhの充電ベース兼バッテリー、充電ベースへの接続ケーブル、POGOピンケーブル。珍しくも予備の画面保護フィルム入ってなかった。入れ忘れかな。なお、POGOの間隔は狭いタイプです。LEMXやLEM13やらとは互換性無し。LEM14(=Rogbid Brave Pro)のPOGO充電ケーブルとの互換性あり。Prime2とは互換性ありません(Prime2はケーブルの極性が入れ替わってる為)。
裏側。
SIMスロットあけたところ。珍しいことにSIMスロットの裏側に放熱用と思われる金属テープが貼られています。防水性はまぁ、、汗では死なないんじゃない?てかんじ。
さて、FAWファームウェアを入れてみるアル。続く。